以前、品詞についての整理したものの続き。前回は名詞と動詞と形容詞をまとめてみました。
今回は副詞、前置詞、接続詞、代名詞、間投詞という品詞がそれぞれどんな働きをするのかを、ざっくりとまとめていきます。言語によって解釈が違うもの、存在しない品詞もありますが、僕が学習している、英語とポルトガル語、両方に共通する品詞をまとめています。なので、こちらでざっくりと働きがわかったら、他の言語を勉強している人は、「〜語 品詞」などで調べてみると、それぞれの言語での発見があったりして、おもしろいと思います。
- 副詞ー 動詞や形容詞、副詞、文全体を修飾する働きを持つ単語。例えば、英語で、「He runs fast(彼は速く走る)」という文があったとき、「fast(速く)」が副詞。ポルトガル語では、「Ele corre rápido(彼は速く走る)の「rápido(速く)」がそれに当たります。
- 前置詞ー前置詞は名詞や代名詞の前に置かれて、関係性を示す働きを持つ単語。英語だと、in,to,on,とか。ポルトガル語だと、em,a,sobreなど。例えば、I go to a hotel という文では、(a) hotelという名詞(aは冠詞)の前にある、toが前置詞。
- 接続詞ー接続しは、単語と単語、文と文などを結びつける働きを持つ単語。英語だと、and,thatとか。ポルトガル語だと、e,que など。
- 代名詞ー名詞の代わりとなる働きを持つ単語。日本語の「あれ、それ」みたいに、モノの名前を言わないで表現するときに使う単語。英語であれば、It、thatとか。ポルトガル語であれば、isto, isso, aquiloなど。
- 間投詞ー 驚きとか、悲しみとか感情、応答、挨拶なんかを表現する働きを持つ単語。英語だと、oh,wowなど。ポルトガル語だとah,oiなど。言葉にならない言葉だったり、あいづちなどもここに含まれる。
外国語を勉強するときに、その言語の文法を学ぶことは大切です。なぜなら、文法という、言語のしくみを理解することで、自分が伝えたいことを伝えやすくなったり、文章を読みやすくなったりするからです。
文法の学習をしていくとどうしても、品詞の名前を使っての説明になるので、先に自分の中で整理しておけると、教科書や参考書の説明していることが、わかりやすくなると思います。