ポルトガル語で、「ぼく」とか「あなた」とかをあらわす主語になる人称代名詞についてのまとめメモ

portuguese_personal_pronoun

ポルトガル語で自分のことを表現したり、相手のことを表現したりするときに使う単語をまとめてみたいと思います。ポルトガル語の通訳をしていますが、「ポルトガル語」自体を誰かに伝える機会というのはあまりないので、自分自身の知識の整理のためにも。

ちょっと最初に、書いておきたいのが、ポルトガル語を日本語と比べたとき、大きな特徴の1つだと僕が思うのが、「動詞を、誰が使うのかによって形を変えて使う」ということについて。

例えば、日本語で「〜が話す」という文を表現するとき

「私が話す」

「あなたが話す」

と、主語が変わっても、「話す」という部分は変化しません

ですが、ポルトガル語では、主語によってその部分が変化します。

例えば、同じ文章をポルトガル語で書くと「~ falar」となります。このfalarが「話す」という動詞です。

「私が話す」= 「Eu falo」

「あなたが話す」= 「Você fala」

このように、falarという動詞を、それぞれの主語に合わせて活用しています。

また、主語によって動詞の形が変わるということは、逆に、動詞の形から主語を判断できるということです。なので、主語が省略されて使われることも多いです。記事のタイトルで、「主語になる人称代名詞まとめます!」って言っといてなんですが…。で、ここまで読んで、

じゃあ覚えなくてもいいんじゃ…

と思われたかもしれません。

でも、覚えておくといいことがあって、例えば、

・活用を間違っても意味を理解してくれる(勉強しつつ、実践していくということを考えたときに)

・主語を強調するときにはやっぱり必要

・「あなた」「彼」「彼女」などは、主語が違くても、同じ形の動詞を使うので、分けて表現することも必要

といったことがあるので、やっぱり、ちゃんと勉強しておくのがいいと思います。

目次

主語になる人称代名詞

わたし、俺、うち、僕 etc(一人称) = eu(エウ)

おまえ(二人称) = tu(トゥ)

彼女、彼、君、あなた(三人称) = ela,ele,você,o senhor(a senhora)→エラ、エリ、ヴォセ、オ セニョール、ア セニョーラ

私たち = nós(ノース)

おまえたち = vós(ヴォース)

彼女ら、彼ら、君たち、あなたたち = elas,eles,vocês,o senhor(a senhora)→エラス、エリス、ヴォセス、オ セニョール、ア セニョーラ

ちょっと注意してほしいこと

○二人称のところで「tu」を紹介しました。「tu」はブラジルポルトガル語では、親しい間柄や友達同士などの場合に使われ、基本的には「あなた」を表す「Você(ヴォセ)」と使います。

またさらにこの「Você(ヴォセ)」は、話をしている相手を表す二人称なのですが、動詞の形としては「彼女・彼」などの三人称と同じ活用をする動詞を使います。

○「おまえたち」を表す、「vós」は現在は使われることがなく、聖書の中で使われたりする表現のしかたになります。

まとめ

・主語は省略されることが多いけど、覚えといたほうがいい。

・tuやvósはあまり使わない。

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