ポルトガル語の文の基礎のしくみと動詞の活用について

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この記事では、ポルトガル語の基礎として、文のしくみと動詞についてまとめていきます。

目次

ポルトガル語の文のしくみ

「文のしくみ」というのは、構造と言われたり語順と言われたりするものです。

ポルトガル語の文章がどのように成り立っているかということです。

ポルトガル語の文のしくみ、の基礎

それは、主語+動詞 です。 

主語は「誰が」というその文の主役を表すもので、その後に動詞という「動作」を表す単語がきます。例えば、

Eu corro (エウ コーホ) 「私は走る」

Ela come(エラ コーミ)「彼女は食べる」

のようになります。

この時のEuやElaというのが主語、

corroやcomeというのが動詞です。

主語はその文の主役になる単語。
動詞は、動作や状態をあらわす単語。
主語には、EuとかElaという主格人称代名詞というのを使ったり、名詞を使ったりします。→ポルトガル語で主語になる人称代名詞について

ポルトガル語の動詞。ar,er,irの動詞と変化

ポルトガル語の動詞の特徴として、動詞の活用というのがあります。

活用とは、基本となる動詞の形を変えること。

主語(だれ)をはっきりさせたり、いつ(話していることがいつのことか。時制のこと)を表現できます。

活用には、どういう形に変えるかという規則があるのですが、正直覚えるのがたいへんです…

ただ、一度に覚えようとするのではなく、勉強していくなかで、「この動詞の活用ってなんだっけ?」とその都度確認・思い出すことをしていけば必ず身につくので、継続が大切です。

動詞は単語の終わりが、ar,er,irという3パターンに分かれているのが基本(例外もあります)

ar動詞→falar,achar,ligar(ファラール、アシャール、リガール)など

動詞の最後の部分が「ar」で終わってます。

er動詞→comer,beber,vender(コメール、ベベール、ヴェンデール)など

動詞の最後の部分が「er」で終わってます。

ir動詞→partir,dividir(パルチール、ジヴィジール)など

動詞の最後の部分が「ir」で終わってます。

動詞の活用について

動詞の変化には規則があり、ここではまず「直接法現在形」というかたちを紹介したいとおもいます。

こういった文法の用語って、少しむずかしいところがあってそれだけで嫌になってしまう人もいるとは思うんですが、文法を勉強するときには、こういった言葉を使って説明がされるので、なんとか慣れてもらえればと思います…。

「直接法」というのは、実際に起きていること・起きたことなどを直接的に表現するかたち。

なので、「こうだったらなー」とか実際に起きていない、「妄想」や「想像していること」を表現するときには違うかたちを使うことになります。

その直接法の現在形ということで、過去とか未来とかでなく「現在のこと」「いつもすること」などを表現するのに使います。

例えば、「私は学生です」「彼はあそこにいます」ってのは、現在の話だから、現在形を使いますし、「みかんって普段食べる?」→「食べる」って感じで、いつもすることって現在形で話しますよね。

変化の規則

ここからは活用の規則です。

ar,er,irという語尾がつく動詞それぞれの活用をまとめてます。

それぞれ左から「1人称」「3人称」「1人称の複数形」「3人称の複数形」が主語の時のかたちです。

つまり、「私」「あなた、彼、彼女…」「私たち」「あなたたち、彼たち、彼女たち…」という感じ。

僕が使う、ブラジルポルトガル語(ブラジルで使われているポルトガル語)では、2人称をほとんど使わないので、基本的にこの4つの活用を覚えれば大丈夫です

活用の仕方としては、動詞の最後の部分(-ar,-er,-ir)を「o」とか「a」とかに変えます。

ar動詞の活用

o, a, amos, am

例えば、falar(ファラール)「話す」という動詞を活用させてみます。

上の、o, a, amos, amを使って、falarの最後「ar」を変えます。

すると、falar →falo(falまでは同じ)=「私は話す」という1人称の文になります。

同じように、

falar →fal=「(3人称の誰かが)話す」という3人称の文になります。

主語が「彼」かもしれないし、「彼女」かもしれないですが、ここではどういった活用をするかだけ理解してもらえればと思います。

falar →falamos 「私たちは話す」という1人称複数の文になります。

falar →falam 「(3人称複数の)話す」という3人称複数の文になります。

これも主語が「彼たち」かもしれないし、「彼女たち」かもしれないですが、ここではどういった活用をするかだけ理解してもらえればと思います。

er動詞の活用

o, e, emos, em

ir動詞の活用

o, e, imos, em

となります。

この2つの動詞の場合も、最初のar動詞と同じように動詞の最後の部分をそれぞれ変えていけばOKです。

例えば、comer(食べる)を活用してみます。

comerの最後のerを、oに変えると→comoとなり、一人称現在形で「私は食べる」という意味になります。

同じように、

comer→come=「(3人称の誰かが)食べる」

comer→comemos= 「(私たちが)食べる」

comer→comem=「(3人称複数の)食べる」、という意味になります。

まとめ

○ポルトガル語の文の基礎は、「主語」+「動詞」

○動詞は「活用」して使う

○動詞の語尾、-ar,-er,-irを、主語に適したかたちに変える。

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