書くまえに、目的と読者とを決めてみよう。

NewsPicksの「書く技術」についての記事を読みました。

今回は「【超速ライター】 『1日300字』が 『5日で本1冊』に変わった文章術」という記事。

上田 真緒さん(NewsPicksエディター)と、田村 知子さん(niwa no niwa エディター&ライター)が書かれた記事で、上阪徹さん(ブックライター)に取材。記事の中で、

『立派な文章』を書く必要はない

『どう書くか』ではなく、『何を書くか』

など、文章を書くときの考え方などについて書いてあって、自分もふくめて、今から書くことを始めようとする人にも参考になる考えかたじゃないかなと思います。

目次

書くときの「5つのステップ」のはなし。

上阪さんは、「素材文章術」という書き方を教えてくれていて、5つのステップでできています。その5つが、

①書く目的と読者を定める

②素材を集める

③素材を組み立てる

④一気に書く

⑤見直す

の5つ。

その中でも、個人的におもしろかった2つ。

①書く目的と読者を定める、というところ。

その文章で、何を達成したいのか?という目的をまず定め、それから、読者を想定すること。これは、文章の素材集めのまえに行われるもので「~を~に伝えたいから、こういう情報を集めよう」という考え方が新鮮でした。

ただ頭に思ったことを書き始めてしまって、途中でよくわからない文を書いていたり、書いていて迷子になってしまうことがよくある人は、このように、先に目的と読者を決めて、そこを到着地点として書いていくと、迷わずに書いていけるのではないでしょうか。

読者によって文章の組み立てかたを変える。

もう1つの面白かったのが、「③素材を組み立てる」こと。説明のなかで、上阪さんは、

「…『カフェで読者と向き合って座ったとしたら、どんなふうに話して伝えていくか』と考えてみるのです。」

と言ってます。

確かに、誰かと話をするときには、相手の知っていることを想像しながらしゃべっているなと。人は自分の持っている知識を使って、つぎの情報を理解するので、「相手の持っている知識を想像して、伝えるといい」ということは知っていたんですが、文章を書くときにも、「読者」を想定することで、同じことができるようになるんだなと。

例えば、ポルトガル語についての情報を発信しようとするとき。全くの初心者の人に向けてだったら、「覚えるメリット」とか、「すぐ使える具体的な例文」を伝えて、まずポルトガル語に興味を持ってもらうことがいいのかもしれない。

もし、すでに勉強していて、メリットも理解している人であったら、最初にその人に取っての「新情報」を伝えて、どういうことだろう?と思ってもらうのがいいのかもしれない。

つまりは、その想定した読者をどうひきつけるか?ってのが読んでもらうためには必要。

たとえ同じ素材を使って文章を作るとしても、読者はそれぞれ興味をひかれるところが違うから、文章をどうやって組み立てていくかが重要になってくる。

まとめ

今回の「目的と読者の想定」など、書く前に考えるってことは、他の文章術の記事とか本とかを見ていても書いてあって、たぶん、普段から書くことをたくさんしている人にとっては、当たり前のことだと思います。

でも、最近書くことを始めた僕に取っては「すげぇ!書くまえに考えたら書きやすいじゃん!」ってちょっとした感動が。

ものごとを分けて考えてみる、情報の理解するときでも、文章を書くときでも、そうするとわかりやすい。

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