文章を書くときは読む人が「知っていること」→「しらないこと」を書くと伝わりやすい。

NewsPicksの書く技術についての記事を読みました。今回は「【世界標準の書き方】パラグラフ・ライティング『5つのルール』」というタイトル。

最近この「書く技術」シリーズの記事を読んでいて、いろんな「書きかた」があるんだなーと思ってます。

記事は『パラグラフ・ライティング』というものについて。

上田 真緒さん(NewsPicksエディター)という方が書かれた記事で、倉島保美さん(ロジカルスキル研究所代表)という方に取材。

目次

どうやって人は情報を理解するか

まず記事では「わかりやすさ」について、認知心理学からの考え方を紹介しています。

認知心理学というのは、「どうやって人間が情報を処理するのか」ってのを研究する学問。その認知心理学では、「人間は情報を理解するときに『メンタルモデル』を作る」という考え方があるそう。「メンタルモデル」というのは、情報に対しての「予測」や「仮説」のことで「この情報はこんなことかなー」ってのをあらかじめ予測して、自分が過去にした経験、学んだ知識から似たようなものを引っ張り出してきて「理解」をするということ。

『理解する技術』という本の中で著者の藤沢さんは、人間の理解の仕組みのことを「関所」や「脳内辞書」という言葉で解説しています。

「予測」と合っていれば、わかりやすく理解できる

「予測」をして、情報を理解するのは、今までの知識や経験を使うことで、わかりやすく理解できるから

たとえば、自分がすでにしっていることが多い分野の本を読むとき(ぼくの場合はブラジルポルトガル語の文法の本とか)、「だいたいこういうことが書いてあるかな」速く読み終われたりしたり、人の話を聞くときに、自分が好きな分野の話、くわしい分野の話だと理解することが簡単なのはこういった理由から。

文章を書くときにも「メンタルモデル」ってのを意識しながら書くと、読む相手にとって、わかりやすい文章がかけるよーってことです。

では、この「メンタルモデル」を、どうやって文章を書くときに使うか。それは、「こういう内容のことが書いてあるよ」ってのを、事前に、読み手に伝えられれば良い。

記事の中では、

「たとえば、文章の中に『第1の理由は』とあるのを読めば、その直後に『理由』が説明されると仮説(=メンタルモデル)を立て、予測をする。」

つまり、

「ここにこの言葉がきたら、次はこれだよな」っていう、文の流れの予測があり、その予測に合った書きかたをすることで、読み手にとってわかりやすい文章がかけるとのこと。

たしかに「第1の理由は」って書いているのに、急に第2の理由から説明されたり、「3つの理由があります」って書いているのに、2つしか書いてなかったら、モヤモヤしますよね。

大切なことは、自分が書いたことを読んだ人がどう受けとるかってのを想像することなんだなと。

パラグラフ・ライティングとは

ここからは、そんな理解の仕組みを踏まえた上での、「パラグラフ・ライティング」について。

パラグラフとは、英語で、「段落」とか「節」を意味する単語。

書きかたの基本

ひとつのパラグラフには1つのトピックを書く。ひとつのパラグラフで1つのトピックについて書くことで、その記事や書類全体を見たときにわかりやすくなる。

○1つのパラグラフには、トピックセンテンス(トピックの要約)・補足情報トピックのまとめが含まれている。

○その、パラグラフを組み合わせて書いていくのがパラグラフ・ライティング。

パラグラフ・ライティングのやりかた

○文章全体を、総論→各論→結論の順番で書いていく。総論は「文章全体の要約」、各論は「要約について説明する部分」、結論は「文章全体のまとめ」。

○それぞれの論をパラグラフで構成する。パラグラフは、トピックセンテンス・補足情報・トピックのまとめが含まれる。

すこしわかりづらいかもしれないんですが、例えば、「外国語が話せるようになる勉強のしかた」という文章を書くとき。このテーマを総論、各論、結論というパーツに分けます。

総論

「この文章では『外国語が話せるようになる勉強のしかた』ついて書きます。発音、文法、単語について書いていきます。』」

各論

①「この部分では、『発音』について書いていきます。」

②「この部分では、『文法』について書いていきます。」

③「この部分では、『単語』について書いていきます。」

結論

「外国語が話せるようになるためには、これらの3つの勉強が必要です。」

という感じ。

で、大事なのは各パラグラフも、総論→各論→結論で作られているってこと。

なので、イメージとしては、

小さな「総論→各論→結論」でできたそれぞれのパラグラフを使って、文章全体という大きな「総論→各論→結論」を作っていくイメージ。

総論

総論

各論

結論

各論

総論

各論

結論

結論

総論

各論

結論

パラレリズムという考えかたがおもしろかった

パラレリズムという考えかたがおもしろかったのでメモ。これは、並列する各パラグラフで、文章の表現の仕方、使う言葉を一緒にすることです。たとえば、先ほど書いた、「外国語が話せるようになる勉強のしかた」のところの各論でそれを意識して書いてみたので、もう一度みてみると、

①「この部分では、『発音』について書いていきます。」
②「この部分では、『文法』について書いていきます。」
③「この部分では、『単語』について書いていきます。」

こんな感じで、表現の仕方を一緒にすることで、読み手にとっては、どこに何が書いてあるかという予測が立てやすく、理解をたすけるそう。

ぼくは、わかりやすい文章を書くには、「書きかた」と「使われる単語」に気をつけるといいような気がしてます。2つのうち、せめてどちらかは、読み手に取ってわかりやすいものを使えるといいのかなと。そのためには、たとえば、パラレリズムで書きかたを統一して、違う単語を使っていく。もしくは、書きかたは違うけれど、単語を統一する(読む人がすでに知っている言葉を使う)とか。

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